スガキヤの商品づくり~スガキヤ FAN BOOK おかわり!~
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す。それから、丼ですね。ラーメンフォークや丼はスガキヤを象徴するアイテムですので。新しく販売した陶器製の丼は、お店で使用されるメラニン素材よりスープが冷めにくいんです。ご家庭でより使いやすいように素材を変えました。―インスタントやチルド商品を食べる時にもぴったりですね。反響はいかがでしたか? 2025年のお年玉福袋として販売したら、大きな反響がありました。2024年の8月、愛知県の半田あさひまちモール店で初めて店頭販売した時も丼の売上げが良く、改めて人気なんだなと。お子様用の丼など、違う形でも展開していきたいです。―今年の春夏にはどんな商品が出てきそうですか? グッズ展開当初はTシャツが一番売れたので、今後はスーちゃんファン以外の方も着やすいようなシンプルなデザインなど、Tシャツのバリエーションを増やしたいなと。名古屋市星ヶ丘にオープンした新しいスガキヤ「スーちゃんハウス」でも、制服として採用されています。オンライン販売もお楽しみに!―若い世代の考えも反映しているとおっしゃいましたが、社内のリアクションはいかがですか? 社内でもグッズを買ってくださる方は多いです。80年の歴史があるのはすごいことですし、いろいろと教えていただきながら、でも時代は変わっていきますので。最近は若いメンバーとともにグッズ作りをして、スガキヤの新しい1ページが始まっているのを感じます。―柴田さんは新規店舗も担当しているそうですね。新業態が増えて課題も多いと思いますが、どのようにクリアしているのでしょうか。 新しいことを始めるのに失敗はつきものですから、それを1つずつ実直に解決しています。 「たこ寿」では通常のたこ焼き用の鉄板と自動の機械を使用していますが、通常の鉄板だと技術が必要になるので、研修期間が短いクルーでも扱えるような自動機械を順次導入しています。スーちゃんハウスのように、新しいスガキヤアクリルスタンドはリクエストで商品化―最近のグッズはおしゃれになったと社内でも噂のようです。どのように制作しているのですか? 80年近い歴史の中でいろいろなキャンペーングッズが展開されてきたので、そこで人気のあった商品を参考にしています。また、最近は若いメンバーとのディスカッションでデザインが決まることもあります。お客様の声を取り入れて商品化することもあるんですよ。―お客様の声を取り入れたのは、どのグッズでしょうか。 秋冬の新商品になったアクリルスタンドがそうですね。昨年、大須店がリニューアルした時にディスプレイで飾っていたら、お客様から「売ってほしい」という声を多数いただいて商品化しました。スープが冷めにくい陶器の丼が人気―スガキヤのグッズ制作で「これだけは外せない」というポイントは? 秋冬は、アクスタの他にぬいぐるみキーホルダーを発売したのですが、スーちゃんのグッズは定番商品としてメインで打ち出していまラーメンと一緒にグッズもね!グッズとお店の仕掛け人にインタビュースガキヤのグッズは「最近おしゃれになった」という噂で持ちきり。しかも2024年の夏から、一部店舗での販売も始まっている。これからのグッズの展開は!? 実は、新店舗オープンにも深く関わっている柴田さんにお聞きしました。スガキコシステムズ株式会社経営企画部 部長業態開発部 部長(スガキヤ、たこ寿、グッズ)柴田裕子54

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